ピッコロの知恵袋

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派遣で働く50代子無し主婦のブログです。派遣辞めたい~~

親の介護と子育てや仕事の両立に疲れた、イライラや限界を感じた時の解消法

介護の背景

2019年の厚労省による国民生活基礎調査の結果によると、
65歳以上の家族形態をみた場合、「夫婦のみの世帯」が40.4%で最も多いが、年齢が高くなるにしたがって男性は「子夫婦と同居」の割合が高くなり、女性は「単独世帯」と「子夫婦と同居」の割合が高くなっていることがわかりました。
 

介護が必要となった主な原因を現在の要介護度別にみると

要支援者・・「関節疾患」が18 .9%

      「高齢による衰弱」が16.1%

要介護者・・「認知症」が24.3%で最も多い

      「脳血管疾患(脳卒中)」が19.2%となっていました。

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同居の主な介護者の介護時間要介護度別にみると

要支援1から2まで・・「必要なときに手をかす程度」

要介護3以上・・「ほとんど終日」が最も多くなっていました。

 

上記のように「ほとんど終日」介助が必要な状況になってくると、家族の誰かが

ほぼつきっきりで見ていないとならず、実の親の介護であってもストレスが溜まっていってしまう人が多くなるのが現状です。

なぜストレスと感じてしまうのか

一人で介護の悩みを抱え込んでしまう

家族や介護スタッフの協力や、行政のサポートなどが十分にあることが介護の理想ですが、周囲の協力が希望通り得られないこともあります。

特に他に家族がいなく、一人で見ている場合や家族や親戚、兄弟がいても非協力的であったり、遠方に住んでいるなどの理由で、負担を一人で背負ってしまっている状況が続くと介護は孤立してしまいがちです。

中には、家庭内のことだからと周りへの相談をためらうケースも多くみられます。

こうした日々の積み重ねで悩みがつもり、誰にも相談できない状態が続くと、不安や疲労、孤独感がストレスとなり、介護者の精神的な負担を増大させてしまいます。

自分の時間が無くなってしまう

要介護3以上になると「ほとんど終日」の介護が必要となる割合が最も高くなり、

おのずと、介護を要する家族中心の生活となります。

一日のうち、介護にかける時間が長くなり、介護者の時間はどんどん削られていきます。

ここに仕事や子育てなども加わっている場合は限界を感じる方も多くて当然といえるでしょう。

外に出て自由な時間や、趣味などを楽しんだり、気分転換をする時間がなく、ストレスが溜まっていくこととなってしまいます。

睡眠不足などによる身体的疲労、ストレス

ベッドへ移動させたり、歩行や入浴、着替えを手伝ったり、介護をする人は日々肉体的に負担のかかる介助を行っています。

就寝中もトイレ介助、おむつ交換、深夜の徘徊などで起こされることがあるため、睡眠不足が日々蓄積され、体の疲労とストレスにつながってしまいます。

 

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金銭的な負担

介護制度により、介護の金銭的な負担を軽減することが可能ですが、すべての介護費用を補うことができません。

また、介護離職をせざるを得ない状況になった場合など、介護にかかるお金の負担に加え、日々の生活費の負担も重なり、日々の生活への不安となってしまいます。

 

介護のストレスを解消するために

●ケアマネージャーさんへの相談

市区町村に介護支援の申請をすると市区町村から派遣されたケアマネージャーさんの訪問調査を受けられます。

介護のプロの方に、現状を伝えて相談することで様々な提案を受けることができるでしょう。

 ~失敗しないケアマネージャーさん選び・チェックポイント~

  1. 話を親身になって聞いてくれること
  2. 利用者本人と家族の両方に対して公平であること
  3. 介護サービスの専門的な知識をもっていること
  4. 納得できるケアプランを立てられること
  5. 理解しやすい説明をしてくれること
  6. 介護サービス以外の支援サービスについての知識があること

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●生活を介護だけにしないこと

大切な親の介護も、元気なあなた自身が居てくれてのことです。
自分の時間を全て犠牲にして、介護に時間や労力を費やしてしまってはいつかあなたが壊れてしまいます。
デイサービス、ショートステイなど行政を利用して、介護から解放される時間を作っていくことで、その時間を趣味や友人とのおしゃべりの時間や短くても旅行などにあてるのもよいことです。そうすることでストレスも軽減されるはずです。
意識的に外とのかかわりや自分の時間を作るようにしてください。
 

●介護のために仕事は辞めない

仕事をしながらの介護は心身ともにとても負担ですが、仕事を辞めてしまうことは様々なデメリットがあります。
収入が絶たれることによる不安や負担がさらなるストレスとなってしまう可能性もあります。
また、社会との繋がりも途絶えたと感じてしまう人もおり、孤立してしまうこともあるため、介護離職は出来る限り避けていきたいところなのです。
 
厚労省のウェブサイトには介護休業制度に関する特設ページがありますので、そちらもみていただければと思います。
相談窓口も設けられています。

●様々な相談窓口

厚労省による介護休業など介護に関する相談窓口

相談窓口|介護休業制度|厚生労働省

地域包括支援センター

お住まいの市区町村の介護保険課や地域包括支援センターを検索し、

専門家に相談

■夜間に電話相談できる(社)東京社会福祉会による高齢者安心電話

電話:03-3200-2950

相談日:年中無休

時間:当面の間 19:30~21:30
(通常は19:30~22:30)

  

認知症てれほん相談

電話:03-5367-2339

相談日:火曜日・金曜日(祝祭日除く)

東京都支部 | 支部 | 公益社団法人認知症の人と家族の会

 

■「認知症110番」

電話:0120-654-874

相談日:月曜日・木曜日(祝祭日除く)

時間:10:00~15:00

 

■「介護支え合い電話相談」

社会福祉法人 浴風会

電話:0120-070-608

相談日:月曜日~金曜日(祝祭日除く)

時間:10:00~15:00

法人概要|浴風会について|社会福祉法人 浴風会

 

一人で抱え込まずに、誰かに話すことで視界が広がると思います。

よく「地域で子育て」というのと同じです。

介護も「地域で介護」だと思います。

明日もまず、あなたが元気でいてくれることがとても大切なことなのですから。

 

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