ピッコロの知恵袋

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派遣で働く50代子無し主婦のブログです。派遣辞めたい~~

派遣事務の【庶務】は雑用係?!実際にあった驚きの内容と断る目安

モヤモヤする庶務業務の押し付け、許容範囲はどこまで?

派遣で就業する際に、契約書の「業務内容」の下の方によく記載されている

庶務業務」や「その他頼まれごと」などの文言を気にしたことはありますか?

 

顔合わせという名の面接の際に、もし「その他庶務業務もお願いしたい」と軽く言われたら、ぜひその内容について具体的にどういった業務があるかを質問しておくことをおすすめします

 

派遣先企業にとって便利な言葉、一般的な「庶務業務」とは

庶務とは、電話対応やデータ入力など、事務作業全般を行う職種です。 オフィスでのあらゆる業務を引き受け、社員がそれぞれの仕事に集中できるよう、縁の下の力持ち的存在として活躍します

非常にうまい言い回しです。でもちょっとした雑務と軽く考えて就業するとあとで大変なことになる場合があるので注意が必要です。

 

庶務とは平たく言えばオフィス内の雑用係です!酷いところでは用務員さん扱い

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企業によっては最低限の庶務業務を派遣スタッフさんにお願いするだけで、本来の業務に従事してもらいたいと考えているところも多くありますが、古い体質が残っている企業などでは、あらゆる雑用は派遣さんに頼んでいいと普通に思っているところが本当に多いです。

 

こんなことまで庶務?!実際にあった驚きの内容とは?

本来の募集業務の後ろについていた「その他庶務業務」という記載事項のおかげで

こんなことまでやらされた!という派遣スタッフさんの声をいくつか載せさせていただきました。

例①総務事務サポート派遣A子さん

総務事務のはずが、「手が空いていたらこちらもお願いします」と社員さんに指示されたのは、社内に色々なところから届いた荷物の大量の段ボールをつぶしてゴミ捨て場に持っていくこと。いつの間にか段ボールがたまってくると色々な社員さんがA子さんに廃棄を言ってくるようになり、デスクワークのはずが、服の袖が汚れたり、セータの袖や前の部分が毛玉になったりするほどになりました。さすがにおかしいと思い派遣会社に伝えたところ、業務内容から外してもらえたがなんとなく居心地がよくないとのこと。

 

例②OA事務で就業のB子さん

着任して1週間ほどたったころ、離れた部署の年配の男性社員さんから、「プリンターの印刷がかすれるんだけど見てくれない?」と言われ驚いたB子さん。

まだ入って1週間、プリンターはだいたいどこのオフィスも似たようなものを使っているとはいえ、なぜ私が?と思ったそうです。その時は傍にいた女性の社員さんが対応してれたのですが、その後も男性社員さんたちは「紙が詰まった」とか「トナー交換のサインが出てるんだけど」とか「用紙が無くなっちゃったんだけど」など、不具合のたびにB子さんを呼びにくるように。。。

まるでB子さんがプリンター係専任と勘違いしているかのようだったと言います。

 

例③経理課で給与計算事務のC子さん

隣の課で、毎月定期的に500~800通ほどの封筒に資料を折って入れ、封緘して発送する作業が発生しており、手が足りないある月に、C子さんのいる経理課の指揮命令者にあたる社員さんが「今うちの課の派遣さん(C子さん)が手が空いているのでそちらにお手伝いに行かせます」と勝手に連絡し、、C子さんはその日から3日ほど隣の課で本来の業務とは全く関係のない大量の発送作業をすることに。

C子さんが来たことで社員さんたちはなんだかんだ自分の業務に戻ってしまい、結局ほとんどC子さんが終えました。それから、作業が発生するたび、当然のようにC子さんに声がかかるようになりました。

C子さんはいくら指揮命令者だからといって自分に確認してくることもなく「うちの派遣のC子を行かせます」といったまるで私物のように扱われていることに納得いかず、半年で更新を断ったそうです。

 

例④OA入力事務のD子さん

D子さんが派遣された会社は、セキュリティの関係で、入り口の入退室は各自が持つ入管カードがないとできないことになっていました。

そのため、外部から人が来る場合は1階の入り口玄関まで下りて行ってカードをかざし、入ってもらうシステムなので、宅配便の業者さんが来た時にも同じようにする必要がありました。

D子さんが就業していたのはビルの7階。

就業してまもなく、社員の人たち当に荷物や郵便物が届くたびに、「D子さん下にヤ〇トさんきてるからお願い」や「D子さん一階に宅急便来てる!!」などと普通に頼まれるようになり、あらゆる社員さんあての荷物を毎回1階へ取りにゆき、重い荷物の時は台車を持って1階へエレベータで降り、荷物を受け取って社員さんに渡すということを一日に多いと5回も6回もせねばならず、本来の業務に集中できず、それでもこれは庶務に含まれるのかと悩んだ挙句、派遣会社に言うこともせず一年半ほどで辞めたそうです。

 

例⑤営業事務のE子さん

受発注業務を行う部署で営業事務に就いていたE子さんは、他の社員さんたちと同じ受発注業務をしていたのですが、ある日、20代の女子社員さんがE子さんのところに段ボールに入った書類を持ってきて「これ、手が空いているときで構いませんのでシュレッダーお願いします」と言って置いていかれました。

あまりに当然のように言われたので驚いたもののその場は何も言えず、しばし置かれた段ボール箱内の書類を見つめてしまったそうですが、E子さんはそのあと先ほどの女子社員さんのところへいき、「社員さんの不要物のシュレッダーは私の業務なのでしょうか」と丁寧に聞いたところ女子社員さんはぽかんとした表情で「え?前の方にずっとお願いしてたんですけど、、ダメでしたか」と言ったそうです。

E子さんは「大事な内容も含まれていたら困りますし、ご自分でお願いしてもよろしいですか?」と言って返したとのころです(強い!)

 

前任者がやっていたからといって全て引き受ける必要はない

前任の方が断れない性格の方であったり、どんな雑用も構わないという考えの方であったりすると当然のように後任のあなたにも意にそわない、庶務というにはあまりにも。。。という業務が受け継がれてしまいます。

でも本来の業務に支障が出たり、自分の今までの経験上いくらなんでもこれはと疑問が出るような庶務という名の不毛な業務を指示された場合は、今後この会社で働いていくためにも早めに派遣会社や言えるのならば、派遣先の社員さんに丁寧に疑問を伝えることをおすすめします。

「全てやらない」ではなく、納得して出来ることは上手にやってバランスをとる

全て「致しません!!」だけですとやはり働きづらくなりますよね。

契約書の業務内容に「庶務」が入っている場合、初めの顔合わせの時に聞いていた内容意外の庶務業務が発生したら、

自分の善意でこれくらいならやってもいいかなと思えるような内容なら、ある程度譲歩してやっておくほうが他の社員さんたちとも円滑な関係が築けます。でも絶対無理はしないこと。

やりすぎると単なる便利屋さんと化します

本来の業務が最優先ですからね。

 

ちなみに、私は気づいたときにコピー用紙の補充をしたり、事務用品が不足していることに気づいたら発注をかけたり、手が空いているときに、社員さんの代わりに郵便局へ行ったりということはしていました。

でも上記例⑤のE子さんと同じく、個人的な社員さんの仕事の書類のシュレッダーを頼まれたことがありますが、大量であったこともありさすがにお断りしました。

その時は社内にも慣れて割と社員さんとも気軽に話せる環境だったので「自分でやってくださいよ~!(笑)」と軽く言って受け取りませんでした。

 

私が庶務業務のお断りとしている目安

・本来の業務に支障が出るほどの内容はお断りするか、派遣会社に伝える。

・逆に本来の業務が継続的に手すきとなり、庶務雑用業務がメインとなってしまうような職場は早々に更新を断ります。

 

まとめ

社員さんの数が多い中へ非正規派遣としてポツンと入るわけですから、どうしても立場上弱くなってしまいます。

でも、自分でモヤモヤと疑問がわいているのに、断り辛いので、ついいい顏をして安請け合いしてやってしまうと、せっかく仕事に就けたのに長く居ることができなくなる可能性もあるのは非常にもったいないです。

特に職場では、優しく受け入れすぎても、人はどんどん「この人は何でも頼めばやってくれる人なんだ」という認識に変わっていくものなので、自分が思っているのとは逆に、どんどん感謝もされなくなってしまいます。

 

派遣社員にだって人権はあります!

自分の価値を高めて維持するためにも、庶務業務という便利な文言には注意してくださいね。

 

 

no-komugi.hateblo.jp

 

 

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