【指名で入社】3年満了まで耐えた地獄の派遣先の話①
最近は短期派遣(期間限定)のお仕事に行っている話を書いていましたが、
今日は私が昨年(2021年)まで長期で3年間働いていた派遣先のことを書いてみようとおもいます。
派遣生活約30年の私ですが、正直この派遣先程辛かったところはないと自信をもって言える、【地獄の派遣先】でした。
辛かった理由は一言で言うと「派遣差別半端なかった」ことです。
長い派遣人生で初めての、ここまで社員至上主義の会社は行ったことありません。一流企業でもなんでもないんですよ・・ 一流企業・・?のグループ会社ってとこでしょうか。
そんなに酷いのになぜ3年満了まで居たのか、そんなところも交えて書きました。
本当は入って3週間くらいの時点で辞めたかったです・・
究極に気が小さい私は「更新しません」って言えなかった・・
派遣なのにマジで退職代行サービス使いたいとすら思ったほどです
地獄の派遣先の前は天国ようなの派遣先も…派遣切り
地獄の派遣先で働く前まで、私は11年間、同じ派遣先で働いていました。
まだ派遣法で3年ルールが施行される前だったので、
11年間、フルタイムではないけど、毎月10日間ほどの出勤で入力のお仕事をしていたのです。(もちろん・・私は裕福な扶養内で働ける主婦ではないので、その10日間の勤務の合間には単発のお仕事に行ったりしていましたけどネ)
とても良い職場だったので11年間何のストレスもなくお仕事できており、
ずっとまだまだここで働いていたいと思って居たのだけど、
不景気のあおりを受けてか、人件費削減のため当時一緒に長く働いていた私を含めた派遣の人たち7人は、一斉に契約終了になってしまいました。
当時はパ〇ナから派遣されていたのですけどね
派遣切りにあったとて、
11年という長い年月継続勤務していたとて、
その後の特別なフォローなんてありません。
優先的にお仕事の紹介をしてもらえることもなく、当時の営業担当もそれ以来なしのつぶてとなり。。ただの登録スタッフに戻るだけです。
派遣って本当に使い捨てだ。
人と人とのお付き合いとか、人と会社のおつきあいとか そんなもの派遣スタッフにはないんですよ。
派遣社員は人ではなく、派遣会社にとっても、派遣先企業にとってもモノと一緒です。
私が派遣されたちょっと特殊ないきさつ①【1度はお断り】
そんな感じで派遣切りに合って、数か月の間お仕事を探すもなかなか希望のお仕事に巡り合えず、
単発の派遣のお仕事て食いつないでいました。
単発の仕事をしながら、次の仕事を探してエントリーしつづける・・
それを短いスパンで繰り返すことに疲れ果てていたころ
地獄の派遣先から突然連絡が来ました。
連絡と言ってももちろん直なわけではなく、派遣会社を通してなのですけど。
実は私は、15年くらい前、その地獄の派遣先に短期のお仕事で行ったことがあったのでした。
そしてその当時地獄の派遣先でお世話になった社員の女性の方(以下デコ美さん)から、なんと私を指名で、長期で来てもらえないかと依頼があったらしく
派遣会社から電話がかかってきました。
え?! あのデコ美さんが?!
めっちゃびっくりしました。
まだいらっしゃったのね。っていうこと
私を覚えていてくださったんだってこと
そして指名?!
すごく嬉しかったのを覚えています。
当時の記憶では、デコ美さんはとても聡明で親切で穏やかな女性社員さんという印象(これがのちのち大どんでん返しに合います💦)。
その方からなんでかわからないけど15年も経って、当時の短期派遣の一人だった私に声がかかるなんて!
ただ もうフルタイムで働くのは長いことやっていなかったし、家事との両立や自分の年齢(当時48才)でしんどいよな~ってことも、ちゃんと働けるのか私ってことも不安で、夫にも相談し、、
それでも、そんな機会なかなかないよねってことで一大決心をし
お話を有難くお受けすることにして、顔合わせに行くことになりました。
そして日程を決めて待っていたら、派遣会社から1本の電話が・・
聞いてみたらなんと
日程を1日ずらしてほしいとのこと。
別にいいんだけど なぜ?って思って理由を聞いてみたら、まぁ馬鹿正直に派遣会社の人が言うんですよね。
「先方さんが、ピッコロさんの前にもう一人他社の方と顔合わせをされることになって・・」
って。
そこで
はぁ?!・・・・ってなりまして。
え・・私を知ってくださっていてわざわざ指名で声をかけてくださったのに、
その私に合う前に他社の人と顔合わせ・・・?!
どういうことよ。。
ものすごくモヤモヤしたけど、いったんはわかりましたといって電話を切りました。
が・・
なんだか 馬鹿にしてるな~って思って
こっちは声かけてもらってとても嬉しかったから、その思いにも応えたくて、一大決心でフルタイム頑張ろうって思ったのに・・
なんだか急に気持ちが冷めて、なんだ別に私じゃなくてもいいんだ。それなら無理していかなくてもいいよ私って思って
その直後もう一度派遣会社に電話をし
「そういうこと(他の方にも会われる)でしたら、私の方はこのお話辞退させていただきます」
と伝えました。
派遣会社の人、その瞬間人が変わったみたいに冷たい口調になりましたが(笑)
そんなの気にしてられない。
私はその地獄からの招待状をいったんお断りしたのでした。
ここで断ったままだったらよかったのに・・
私が派遣されたちょっと特殊ないきさつ②【2度目のお誘い
その後、4か月ほど経ったある日、また派遣会社から連絡がきました。
この4か月間は私は相変わらず、単発のお仕事をしながら派遣や契約社員のなどのお仕事探しをしていまして・・またもや仕事探しに疲れ切ったタイミングでの地獄の派遣先のデコ美さんから再びのお誘い。
もちろん派遣会社を通してですけど
「地獄の派遣先のデコ美さん(このときはまだ優しい社員さん)からピッコロさんに
再びうちで働くこと考えてもらえないだろうかという依頼がきまして・・」と派遣会社から電話(-_-;)。
まぁ、、この時 前回私の前に顔合わせした人なのか、別の人なのかわかりませんけど
その方がきっと辞めたんだろうな~と察しはつきました。
でも再び私に声をかけてくださった・・ということで
悩みながらもお受けすることにしたんです。
そして今回はもう採用前提で、一応形だけの顔合わせをして、簡単に業務説明をしてもらうことになり形式的な顔合わせを済ませ 即日から働きだすことになりました。
私が入った派遣先は大手有名企業の、子会社とは今言わないですね、大手有名企業のグループ会社。
システムを扱う部署で社員が70人位いるフロアのとある課に、システム入力がメインでその他庶務…という位置付けで入りました。
この、『その他庶務』ってのがこの後相当なクセモノ厄介ごととなります。
そして社員70人のフロアに派遣は私1人。
この多勢に無勢的な絵面も後々色々辛かったです。
つづきます・・